fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

私なりの鬱の前兆

 過去を振り返っても詮無いことなのかも知れませんが、自分なりに振り返っておこうかと思います。ストーリー形式で書いても分かりにくいだけなので、箇条書きに出来るだけ簡単なコメントで進めていきますね。

・寝る時間は無駄ではない

 寝る時間を削れば、仕事をする時間を増やせる。簡単な算数です。でも自分の回復力を徐々に確実に削ってもいるのです。

・休みは出来るだけ有効活用すれば良いと言うわけではない

 休日を有効活用しようとして段取りをキチキチにして旅行をしたり、外出すると疲れます。たまには自分の内蔵や脳を休める休日も大切です。

・脳は常に使っていることが良いわけではない

 一つの仕事、目標を目指して四六時中、仕事や学習に充てていれば、確かに成果に繋がりやすい一方で、外部的な要因で潰されてしまうこともありえます。そうなると命を削った四六時中の努力が無駄…徒労感に苛まれる事もあるのです。

・周囲をうまく使う

 私の最大の苦手であり、かつ制約をつけられ続けてきたのが「周囲が使えると思うな」「協力者が社内にいると思うな」ということでした。信じられないかも知れませんが、少なからず野心家の皆様に見られる特性です。なので、これについての解決策は、私には思い浮かびません。逃げるが勝ちかもしれませんね。

・内臓系の異常は予兆

 私自身、軽度の糖尿でしたが、特に去年の終わりぐらいからかなり悪化していました。かかりつけの医師も「ストレスかかってない?」と心配するほどです。この時期が潮目だったのかもしれません。逆に、この状況で精神が活発に活動していれば身体の方が壊れていた可能性が高かったわけです。

・家族との関係

 私自身、家に仕事は持ち込まない!と言いながら、従来から帰宅後も仕事をしているのが当たり前でした。夏休みを取りながら、旅行をしながらPCを開いてメールをチェックし、必要な資料や判断を行う事も当たり前に求められていた時期もあります。逆に言えば、休みをとればとっただけ仕事が溜まった上で、締切日までの時間も無駄に経過してしまい追い込まれてしまうわけです。それでも旅行自体を楽しんでくれた妻の存在は今にして思えば大きな助けだと言えるものなのです。

・悲鳴は上げておけ

 苦しい時、辛い時には悲鳴を上げておきましょう。私も何度も無理な時には無理だと言い続けました。もし、これが復職時に無視されるようなら、それは組織が腐っている証拠だと考えます。悲鳴を上げることが男らしくない、プロとして情けないと言うのは間違いです。

・ただし「歯車」「ごますり」には参考にならない

 これは私自身が、一種、特殊な仕事をし続けてきた事が遠因だと思っているからです。ルーティンワークは苦手で、上司にゴマすりをして自己保身ができるような仕事ではありませんでした。簡単に言えば「上がってなんぼ」の仕事です。それだけに、ストレスマネージメントはとても重要なのですが、それをおざなりに自分ができるだけのことを最大限、120%やってしまったことが鬱を発症した最大の理由だと考えています。

 人間、100%の許容値を瞬間的、期間限定的に超えることは可能でしょう。が、月単位、年単位で越えてしまうと、どこかで歪んでしまうのです。疲れたら例えズル休みと言われようが100%休むべきですし、その100%は全く仕事の事は考えないようにすべきです。逆に言えばルーティンワークをこなす事に長けている人は、100%の許容値を超えることが常態化すれば要員の追加や自動化で軽減が可能です。上司にゴマをすれば安泰な人はそもそも100%の許容値を超えることがあるのでしょうか?私には経験がないので申し訳ないのですが、分かりませんし、あったとしても部下や外部業者に責任を転嫁することで上司との関係性を維持し、そして自分の地位を上げている人を見てきているので、ここまで書いたことは参考にならないでしょうね。すみません。先に書いておけばよかったかもしれません。