fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

自己暗示と瞑想

 お久しぶりです。

最近、なんだか書くことが無いなぁ…。と思っていたのです。

言ってみれば、鬱くんは確実に心の中に住み着いているのですが、何かの拍子、例えば仕事のことを思い出したり、夢に見たりしたり…それと何の気無しに起きる悪さを除けば、それほど頻繁に顔を出してきませんし、顔を覗かせてくれば、頓服でも飲んで気を紛らわせたりしています。

 さて、その頓服と並んで、今や日常に組み込まれたようになっているのが、瞑想タイムです。いわゆるマインドフルネスとか、誘導瞑想なんていうのが多く、以前にもご紹介したことがあります。

 この瞑想の特徴…と言うか、瞑想の一般的なイメージは心を「空」にすることだと思うのですが、まぁ、頭の中を空っぽにするなんていうのは至難の業。ちょっとした油断で「あーどーしよー」とか「腹減ったな」とか、そんな気が頭の中を駆け巡ります。その点、誘導系の瞑想の場合、「深呼吸して」とか「○○を意識して」とかと言うガイドが入るので、雑念的なものが入ることが少なく、発病後、特に集中力がなくなっている私には、こちらの方が俄然、取り組みやすかったりします。

 そして、もう一つの特徴は「誘導」として、例えば自己肯定や引き寄せと言ったスピ系とも言えるのですが…まぁ、自己催眠的な効果があるのですね。Youtubeで見ていると「ちょっとねぇ」と思うような内容もあれば、高圧的な誘導だったり、あるいはどっかのCDをパクったようなものもありますが、幾つか見ていくと自分にあったチャンネルが見つかるんじゃないでしょうか。そして、例えば自己肯定ですが、簡単そうに見えて、実は自分が全くしていなかったこと…言ってみれば鬱へと追い込んでいった理由にも思えてきます。

 私はIT屋の端くれとして生きてきましたが、一方で欧米系の先進的な技術(真面目に言って日本では追いつけないレベル)の製品やサービスを見てきましたし、それを飯の種にしてきた時期が長くありました。その一方で日本のIT会社では、そんな事はほぼ評価に値しません。そのギャップの中で、自分に「環境に順応しろ」とムチを入れ続けて来ていたんですね。そして、例え仕事が順調に進んでいても、常に「更に前へ」と外からのムチが入る。言ってみれば、毎日が受験みたいなもんです。毎回、試験にパスしなければ、次に進めない。そんなプレッシャーの中で「自分は素晴らしい」なんて言い聞かせる時間があれば「もっと頑張れ」という方が早いわけです。

 ところが、この手の誘導瞑想は、全く逆のアプローチで自分の心を安らげてくれます。寧ろ、鬱になる前、メンタルが弱り始めている人にこそ有効な気すらします。

 頑張りたい時には「自分にはできる」、疲れた時には「休む」。そんな心に素直になれるメニューがYoutubeに沢山出ているので、心が疲れたとき、自分が頑張っちゃてるなと思ったときには、少し瞑想してみて、心に平和と自分への肯定をしてみては如何でしょうかね。