fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

春日みたいに歩きたいな

 iPhoneアプリのヘルスを見ていると、最近、時速3kmを超えることが増えた気がします。

 ただ、気づいたのが歩幅です。大体60cmなんですよねぇ。調子が良かった頃は70〜80だったので小股でゆっくり歩いてるのが数字から分かります。

 また、何かのサイトで鬱の人は下を向いて歩くことが多いとあって、確かに足元の白線や点字ブロックに視線を置いていることが多いのです。でも、見ているというより、視線が行っているだけで焦点を合わせている訳ではありません。

 そんな時にふと思ったのが「ゆっくりでも、大股で歩いたら春日みたいに、ちょっと堂々として見えるんじゃないかな?」って事です。

 時々、ガラスなどに映る自分の歩行姿勢を見ると、細くなった脚に、余りにとぼとぼとした歩き方で、しかも誰よりもゆっくり歩いているので、なんだか余計に惨めに思えることがあるんですね。

 で、やってみました。胸を張り腕を張り、そして背筋を伸ばして歩いてみました。一瞬、晴れやかな、肺から酸素が行き渡るような爽快感があります。が、続きません。体幹も弱くなり、腰や背中が疲れてきて、暫くすると立ち止まって呼吸を整えないと前に進めないんですね。

 ただ、そこで下を向いてたら、元の木阿弥。のような気がしてしまうので、夏の雲を観ながら、気持ちだけはガキの頃に思った雲の上の世界を何十年かぶりに想像する様にしています。

 頑張らずに、焦らずに。