fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

食欲と減薬

 以前にも書きましたが、治療の為に処方される向精神薬には食欲を刺激する効果があります。急進期に全く食欲が無かった頃には、とても良い作用だったのですが、比較的安定してくると、食欲を抑えることが戦いの一つになってしまいます。

 どうしても、これは辛いもので、かなり前にも一度、減薬をして貰っていたのですが、今回(木曜日)に更に減薬をお願いしました。「次回どうする〜?」とDrに聞かれ、一瞬、意味が解せずにいると「二週間後にするか、来週にするか?」と重ねて尋ねられました。その日、受付の前で座っていると、来週の予約で「来週だと、少し遅い時間になりますね」と言う会話があったので、自分としては迷いなく「来週はお急がしそうだから、いつもの通り再来週で」とお願いしました。最近では滅多に「来週も来る?」なんて聞かれなかったので、Drとしては少し減薬の影響が心配だったのかもと思ったのはクリニックを出た後でした。まぁ、2週間、頑張りましょう。ということで薬局で薬を受け取ります。

 薬は一日分の取り置きがあるので、実際に減薬が始まったのは土曜日からです。朝は特に問題なし。薬も容量が変わっただけで数量は変わらないので、特に混乱することなく服用。朝、少しゆっくりしてから徒歩圏にあるファミレスへ。そこなら電源の心配もいらないので土日には便利な作業場兼遊び場です。

 午前中は糖尿の血液検査にかかりつけ医へ。「今日は何を?」と先日のワクチン接種の時に初めて見た看護師さんから聞かれます。で、いつもそうしているように「いつもの検査です」と答えました。すると怪訝な顔をして「なんの検査ですか?」とまた聞かれます。あんまり「とーにょーです!」とは言いたくないのですが、仕方ありません「と、糖尿の検査です」と答えると、ようやく保険証と診察券を受け取ってくれて体温測定、そして消毒。やっと待合室に入れます。いつもの看護師さんや事務の人たちなら通じると言うより、「いつもの検査ですね?」と言ってくれるのが、どれだけありがたいかが良く判ります。もし、また同じような事になったら、行く曜日を考えたほうが良いかも😁。そして食事。特に変わらず過ごしていたつもりでした。が、ブログを書こうか、それともサイトを更新しようか…。と思っていると頭に力が入りません。安定期に入り始めた頃に感じたソワソワ感が上がってきます。人の声が気になるのでイヤホンをしますが、やはり集中はできません。気持ちが収まるのを待とうとタバコを吸いに外に出たり、動画を見たりして過ごしますが、どうにもソワソワ・ジワジワして気が収まりません。減薬に対する意識の問題かも知れませんが、気が静まらないのは確かなので、2時にはファミレスを切り上げ、少し散歩して帰宅。着替えると直ぐに誘導瞑想の動画を聞きながら、寝落ちを待ちます。奥さんが帰宅する頃には気持ちも静まり、頓服は服用せずに乗り切れました。

 翌朝、またファミレスへ行こうかな。とも思ったのですが、また同じことになると、多分、自信喪失しかねません。まぁ頓服を飲めば良いと言えばそれまでなのですが、できるだけ頓服なしで生活したいと思っている身としては…、避けたい事態です。そこで、寺社行脚を気取って浅草周辺を歩くことに。待乳山聖天の浴油祈祷のお守りを頂いてから、一年経った事もあり、ちょうど良いタイミング。と言い聞かせて、稲荷町下谷神社を皮切りに、浅草、今戸と歩きます。歩きなれた行程ですが、近隣に2つお詣りしていなかった神社もあったので、ちょっと寄り道する形で、合計、5社・3寺にお詣り。途中、動悸を感じる場面もありましたし、いつもよりタバコ休憩を要する…つまり、気を静める時間が必要でしたが、これも何とか頓服無しで完歩。初夏を思わせる暑さの中での1万歩強。余り身体に負担を掛けると後が面倒になるので、最後に今戸神社にお参りして、少し離れたコミュニティバスの乗り場から浅草駅までの徒歩を避けて小さなバス旅。帰り道に三軒茶屋に寄って、少しタバコの吸えるカフェで休憩をして帰宅。これで2日が乗り切れました。

 そして今日。このブログ、そして神社参拝のブログと書きたいことがあって、頭の中で、概ねの書面が作れていたので、今も、それを指に伝える作業をしています。こう言う作業の状況になれれば頓服は不要。少なくとも、今までの二日間で気分が優れなくなった時間を乗り越えているので、今日も頓服不要で行けそうです。

 2週間。ちょっとしたチャレンジの始まりです。これを乗り越えて何かが激変するとは思いません。が、チャレンジは嫌いじゃありませんし、もしかしたら、少し自信に繋がるかもと思うとちょっとワクワクします。😁