fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

無意識と集中力…欠如

 仕事をバリバリとやっていた時、一種、自分でも判る「話しかけんなよオーラー」をまとって極集中している、良く言うゾーンに入った状況という感覚がありました。これ、終わった後で物凄く疲れる訳ですが、それなりに成果を挙げられたのですから、一種の特技だったのかも知れませんね。

 でも、その一方でうっかりミスも多くて、失せ物など日常茶飯。それはそれで個性として考えていました。

 では今は?と言えば、集中するまでに、物凄いパワーが必要です。集中していたとしても、何かあれば、それが内的な要因…例えばフトした思いつきで集中が壊れて、思いつきに意識が向いてしまうことが少なからず起こります。つまり、以前ならマルチワーク、マルチタスクが可能だったのに、今は2つのことを同時にやることが、特に難易度、集中力が必要な事が難しいようです。

 そうなると個性だったうっかりミスが減ってくれれば良いのですが、そうはならずに寧ろ悪化しているような感じです。その挙げ句、先日、財布を落としてしまいました。幸い、落としてまもなく、届け出てくれた方がいたので無事に戻ってきましたが…。

 最近は、排尿の問題などもあって最大期よりも服薬量が減りましたが、この服薬がまた大変な集中力が必要です。奥さんが食事の時に必要な薬を用意しておいてくれるのですが、これがぱっと目に入らないと服薬を忘れたり、特に量の多い朝、そして就寝前は、一つ一つ数を数えながら服用するようにするのです。たった6種類、それぞれの時間で飲んでいるだけですが、それでも、時間を掛けながら薬を確認しながら藥袋から薬を取り出し、それぞれのパッケージに書かれている文字を眺めて重複、過不足が無いかを確認して飲んでいます。この間は例え奥さんでも話しかけることは一切禁止。全部がビオフェルミンサプリメントならまだしも、摂取容量一杯の薬もあるので、重複はご法度、逆に飲み忘れればその後の活動に影響するダウン状態に入るので不足もご法度なのです。

 多分、以前の私なら「たった、それくらいの数も数えられないの?」レベルなのです。しかし、今の私には集中力が必要ですし、それなしで飲めるほど気楽な薬ではないんですね。たかが薬、でも、私には大切な心の薬なんです。