fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

障害者手帳の交付に向けて

 とうとう初診日から半年を過ぎました。つまりは、会社へ行かなくなって半年です。

これまで色々と考えてきましたが、正直、鬱と言うのが以前にも増して恐怖感を与えてくれることも時にしてあったりもします。

 「お前に、本当の鬱の恐ろしさを味あわせてやろうか〜👿」的な感じです。漠然と、今後の事やリスクを考えると、この本当の恐ろしさに飲み込まれそうになります。ただ、幸いなのは、こういった考え、想像が広がるのが歩いている最中だと言うことです。散歩でも神社巡りでも買い物でも、歩いて移動している時には、こういう頭の中の想念よりもAからBへの移動の方が私にとっては重要です。時間に間に合うだろうか、Bから次のCへ行くための行程は?など他に考えることがある上に、時々やってくる文字通りの足元の不安、け躓いたり、階段の上り下りなどにも気を配らないとやっていられません。だから飲み込まれずに済んでいます。これも、ある意味、好き勝手をさせてくれている嫁さんのお陰なんですが💧。

 さて、そんな中でカウンセラーなどにお話をしているのは「こんなに自分の時間を取れる機会(チャンス)ってなかったので、少しじっくりと考えつつ、使える制度や補助は使っておきたい」という事です。この一つが、以前にも書いた自立支援制度や社会福祉協議会の助成処置だったりするわけです。その他にも発病直前に積み増しをしていた傷害保険の休業補償などもあるのですが(…申請書がまだ来ないなぁ)。
 こう考えると、当面、一番のハードルが「障害者手帳」の交付です。障害者手帳と言うと、一般には身体にハンディを負っている人を思い浮かべますが、私のような精神に障害を持った人間も、その対象になります。そしてご存知の方も多いと思いますが、その程度により等級が割り振られ、等級に応じた社会福祉が受けられるのです。

 医師の見立て、そして私自身が調べた内容では3級と言う、一番軽度なものになりそうですが、その交付を受ける準備に入りました。代替の手順は

1. 通っている精神科医あるいは、そのソーシャルワーカーからメリット・デメリットの説明を受けて申請が妥当か否かを判断する(これはクリニックによって要不要が分かれるように思います)

2. 在住の区役所・市役所などで申請書類を受け取る

3. 医師に申請書類のうち、必要箇所(診断書相当)を記入してもらう

4. 申請に必要な書類を取り揃える

5. 申請する(紙やカードなどで交付までの期間が変わるようです)

かと思います。現段階、私は既に区役所から申請書を受け取っているので、次回の通院で「1」をクリアして、そのまま「3」の手続きに移れるように準備しています。

そして、調べた限りでは、

a. 一定の期間で手帳が交付される

b. 一定のサービスが受けられる

 b-1. 公共交通機関の割引、特に都民の場合、都営交通の無料化

 b-2. 公共料金の割引(Docomoの利用料など)

 b-3. 所得税の減免処置

などが目立ちますね。一方でデメリットは大きく具体的なものを見つけられず、次回の通院で聞く必要がありますが、今のところは

z. 申請の為の診断書作成費用が必要(5,000円〜かと)

y. 市区役所への届け出の手間

と言ったところでしょうか。また、手帳は有効期限が定められているので、期限が切れる前に再申請が必要ですが、逆に言えば不要と考えれば破棄、無効化も可能な訳です。一方、転職などでは不利に扱われる可能性はありますが、逆に障害者枠と言うものが設けられている企業もありますし、もし不利に扱われたとしても「あなた精神病ですからね」と面と向かって言い放てる会社は無いでしょうから、もし落ちたとしても、普通に「縁がなかったのね」と思えばよいのだと思います(と、転職の苦労を知るものとして発言します)。

 これまで何人もの公的機関の方とお話をしましたが、こちらが鬱を患っていることを知って、あるいは察して接遇してもらえるせいか、紋切り、木で鼻をくくるような対応はされたことがありません。寧ろ「日本は良い国やなぁ」と思うことばかりです。

 今まで、医療以外では余りお世話になったことがなかった分、少し時間を貰って落ち着いて自分や妻との生活を考える機会にできればなぁ。と思う今日このごろです。