fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

バブル時代を振り返って

 「バブル」1990年代を若い頃を過ごした世代から見ると、「随分変わったなぁ」と思うことがあります。私自身は、いわゆる「バブル世代」の少し上の年代、その上にSE職だったので所謂「バブルの美味しい時代」と言うのは全く無く、長時間残業、1ヶ月〜2ヶ月の連続勤務、3・6協定違反を管理職と相談してやり過ごし、女性の先輩は流産、男性の先輩は一人がノイローゼ、他に自律神経失調症や私もですが筋硬直による勤務障害など、一人としてマトモな状態の人間がいない職場環境で数年を過ごしました。当然、帰りはタクシー。これは美味しく見えるかも知れませんが、タクシー券の在庫が無いと先輩を送り届けて家につくまでに2時間掛かったり、ナビの無い時代でしたから高速に乗れても道案内のために起きていなければならなかったり、横柄な運転手さんと口論になったりと、気の休まることなく帰宅。電車通勤なら読める本、今ならスマホを見るような余裕は全くありませんでした。

 それでも何とか生き残れたのは、ただただ若かったから。なのでしょう。

 今、その頃を振り返ると、今の時代はストレスチェックがあったり、パワハラ教育があったりと働く環境は一見、改善しているように見えます。少なくとも制度としては天と地の違いがあります。

 では、私のような鬱、あるいはメンタルを病んでいる人が減っているのか?と言えば、むしろ増えているのでしょうね。以前に比べ、例えば先程書いたような筋硬直を心因性の病として診断されることが増えたり、そのために心療内科や精神科で受診するハードルが下がったのも大きな影響でしょう。