fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

鬱を味わう

 昨日、一昨日の大波の鬱。それが一段落した今日になって鬱と言う病気を心の底から味わっている感じがします。

 「鬱はこころの風邪」と言いますが、それは、誰しも罹る可能性があると言う意味で、風邪のように咳が止まり、熱が引いて、そして元通り。になるものではありません。舐めてはいけない、案外大変なものです。服用している薬も中々の数ですし、特に就寝前に飲む薬は、時間を考えて飲まないと、起床時間に関わります。向精神薬があるので心身が活性化されてしまい、中々、二度寝できないんですね。合わせて服用している薬の中には睡眠誘導もあるので、自ずと就寝と起床の時間が決まってきます。嫌な言い方をすれば、薬が自分の睡眠時間を制御しているようなものです。

 そして不思議なのは、起きる直前に見ていた夢が殆ど記憶にないことです。通院開始からの3ヶ月で、朝起きて夢の記憶が残っていたのは三回だけ。ストーリーまで覚えているのは一度だけです。他は、起きた途端に砂絵が吹き飛ぶように変えたいくのです。医師からは、レム睡眠のタイミングと起床のタイミングがずれているだけ。と言われるのですが、確かに今の今まで夢を見ていた記憶、たまに登場人物の顔だけ記憶していても、ストーリーがまるきり記憶されません。

 もしかしたら、鬱になる前、常に仕事の事に没入し、夢の中でもアイデアが浮かべばメモを採る勢いだった反作用なのかもしれませんね。あの頃は、夢が怖かった。そんなアイデアが浮かぶ事よりも、パートナー会社が倒産する、顧客が激怒して電話してくる。そんな夢ばかり見て、その悪夢から「どうしよう」と心配して寝付けなくなって朝を迎えた事が何度もありました。だから、夢が砂絵のように吹き飛ぶ今は、幸せなのかもしれませんね。

 そして、午前は散歩にシャワー。そして瞑想。ただ瞑想の頃には向精神薬の効き目が落ち始め、散歩の疲れとの合わせ技で寝落ちする事もしばしばです。それでも、瞑想をする事で呼吸を味わい、自分を見つめる。最近、イメージしている心の中のペットの青龍を可愛がるような感じで、自分の心を鎮め、そして慰撫する。但し、妙に自分を奮い立たせる事は反動がありそうで、抑制しています。時々あるのですが、今日はアレとコレを片付けて、アソコへ行こう!などと健常な状態の休日のような段取りを考えてしまい、結果、出来なくなって落ち込むところまではいきませんが、自分がダメダメな状態だと強く認識させられてしまう事が。

 先々の事は色々心配です。でも、今を一生懸命にやっていれば光は差す。そう信じて、明日はどんな天気でも散歩に行ってきます!