鬱で落ち込んだ時の思考パターン

　皆さんにも、普通にAが良いか？それともBが良いか？と選択に悩む場面があると思います。

　普段なら「えいやっ！」で決めてしまったり、熟慮して決めたりする訳です。が、どうやら鬱と付き合っていると、そうもいかないのですね。目の前に置かれた選択肢が簡単なほど気持ちは急ごうとします。だってAでもBでも大した事ではないのですから、ところが、今の私だと選べない上に急かせる自分との空虚な戦いが起きて結果として頭を抱えて塞ぎ込んでしまうのです。

　これは通院し出す前、「鬱」として自他共に認める少し前から起きていた思考・行動パターンでした。依頼した側からは簡単な仕事を二つ三つ与えると、私は、どれから手をつけるべきか、どうすれば後の作業を自動化・効率化できるかを考え込んでしまい、結果として「えーぇっ。まだ終わりもしてないの？！」となるのです。元からのんびりと仕事をするタイプなら、「そりゃそうですよ」とでも言えるのでしょうが、元来がせっかちで、時間制限のあるもの、片付けられるものの順で始末をつけてきた私には、そんな返事が自己否定のような…そんな気がして「すみません」としか言えませんでした。

　今でも、この状態は治っていないようで、例えばこのブログを書くことも、他のやるべきことや、やりたいことと見合わせながら頭を抱えた後で書き始めたところです。

　時間に常に追われる何日本の仕事環境に果たして復帰ができるのだろうか…と心配にもなってきますが、まずは足元を見て焦らずに。

　以前のような思考・行動パターンに戻せるのか、それとも新テクニックを編み出せるのか、色々な場面を使って、時に頓服を飲みながら考えていきたいと思います。