fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

損保特約が…

 発病から半年の免責期間を過ぎて、損保の申請が待っています。これで少し楽になるのですが、会社から来た連絡は12月に「1月になったら」、1月に入って「中旬以降」、1月20日「そろそろ」で、とうとう1月が明けてしまいましたね。どうなっているんでしょうか。

 ところで、先日のことですが、ファミレスで仕事(?)をしていたら、隣席の会話が耳に入ってきました「メンタルは含まれるの?」「はい、カバーしています」「でもなぁ、鬱病とか歩き回れちゃうでしょ」「そうなんですよねぇ。特約だから外せますよ」とか…。想像するに企業の経営者なり総務担当者と損保会社の営業の会話と思えました。

 思わず「鬱で歩き回ってたら問題なのかよ!」と言いたくなりましたが、イヤホンをつけて会話に気を取られないようにしてしまいました。多分、鬱病って「罹ったとしても自殺さえしなきゃ、健康な人と変わらない生活ができる」とでも思っているんでしょうね。確かに、その側面はあります。が、そうなるためには、一日に二桁の服薬をして、呼吸法や運動、食事などに健常だった頃よりも二倍も三倍も気をつけないとなりません。その上、仕事のストレスが原因だった私の場合、仕事の事、会社の事を考える事自体が強度のストレスになっていたりします。

 歩きまわって、一種、何も考えない時間を作ることが、いけないことなんでしょうか?会社にとって不都合だと思うんですかね?それとも保険料が惜しいんでしょうか?

 保険の本旨は、万一に備えて加入者が共同して資金を提供するものだと思っています。「よくある病気」なら今は兎も角、以前なら保険に加入できなかったもんですよね。それを考えると「動き回れる鬱」だって、罹患率を考えれば決して高くは無いのです。ところが、私も既に半年を過ぎましたが、ちょっとやそっとで職場復帰もままならない場合もあり、会社にもですが、患者本人の収益に大きな影響を与えます。

 そう考えると「歩き回れる」と言うことだけが、他の重度の疾患と違うだけで、それ以外は変わらないんじゃないでしょうかね?

 こういう会話を聴くと本当に悲しくなるものです。自分の隣席で頭を抱えながらPCに向かっている人がいたら、コーヒーに口もつけずにボケッとしている人がいれば、やたらゲームばかりに固執している人がいれば、鬱の患者さんかもしれませんよ。そして心を痛めながら、お話を聴いているかもしれません。

 そう考えたら、軽率な発言にならないかな。と思った次第です。