fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

コーヒーと障害者手帳と

 一昨日、久しぶりに気分の落ち込み、そして午後には動悸が起こり収まらなくなってきました。早めにコワーキングスペースを出て、髪を切り、そして障害者手帳に貼る証明写真の撮影を済ませて帰宅。我が家のコロナ対策ルールで髪を切ったら、速攻で風呂を沸かして洗髪・入浴をしなくてはなりません。これで入浴でリラックスすれば収まるかと思った動悸は、それでも変わらずにいます。風呂から上がって、軽く昼寝(ちょっと遅いけど)をしましたが、変わらず。結果、誘導瞑想で何とか収まりましたが、やはり鬱の種を持っていると、この動悸というサインは、結構、恐ろしいものですね。

 さて、翌日、クリニックで診察を受けて、年末に依頼していた障害者手帳用の診断書の受け取りです。医師に「昨日は動悸が激しくて」と言うと「思い当たるフシは?」と聞かれたので「一つは障害者手帳用の写真を撮るので髪を切ったりもあってバタバタしてたこと」「もう一つは?」「もう一つは、元々コワーキングスペースに持ち込むドリンクの量を減らそうとコーヒーを1リットル持ち込んで飲んだこと」と言うと「それよ。それ!」カフェインは誘引物質で、なるべく控えるべきもの。との話でした。まだまだ不勉強。ただ、コーヒー好きなんですよねぇ。落ち着くし、仕事(?)代わりのこうしたブログ書きやサイト更新のスイッチになってくれるから。それに薬を多用している中で、どうしても軽度の眠気に襲われることもあるから意図的にカフェインを摂るようにしてたんですが、これからは「無茶」と言われるような飲み方は控えないといけないですね。

 さて、そんな事がありつつ、大量の薬を薬局で貰って区役所へGO。今、世田谷区役所は建て替え工事が行われていて、区役所の区画がめちゃめちゃです。そんな中、どうにか辿り着いた担当課へ。先客で対応窓口(2つ)はいっぱい。そして待ちの椅子に更に二人の先客。合計4人の後ろに腰掛けて並びます。窓口の一つは、かなりのご高齢の方の対応で、かなり時間を既に遣っている様子、もう一つの窓口もご夫婦らしい方が初期の相談なんでしょうか、色々と根堀葉掘り質問をしていて、こちらもまだまだ時間がかかりそうです。仕方ないのでiPhoneを取り出して見ると既に充電がヤバい状態。モバイルバッテリーも取り出して充電しながら時間を潰します。そして一時間。ようやく私の晩ですε-(´∀`*)ホッ。

 持参したものをリストにすると

・以前貰った記入済みの申告書

・40X20の写真(白黒でもOKだが、カラーしか撮れなかったので…)をシートで

・医師の診断書

写真撮影は街角の証明写真ボックスで900円、診断書は7,000円。ですね。

そして窓口の方が丁寧に診断書の入った封を開き、内容確認。申告書の抜け漏れチェックです。マイナンバーを書き忘れたのですが、これは窓口の人が調べて記入してもらえるので、特に住民票などを用意する必要なし。写真も紛失リスクがあるので、丁寧に切り取ってくれた一枚に氏名と生年月日を記入し、幾つか確認された所で終了。概ね10分程度でしょう。タイミングが良ければ、サクッと終わったのでしょうが、医療費助成のシーズンで混んでいるとのこと。まぁ、この日の予定は、これで無事終了したので問題なしです。そして、2ヶ月後、都の審査を経て手帳の交付、あるいは不交付の通知が来るとの事。顔写真付きの証明書類なので区役所での手渡しが必要なので交付の場合には再来庁くださいと、終始丁寧に対応して貰えました。あ、そうだ。手帳はカードタイプと紙タイプがあります。カードタイプはプラスチック製なので耐久力もあり、小型なので財布に入れるなど利便性が高い一方で、紙タイプに比べ2週間余計に交付までの時間が必要だと言うことで、紙タイプを選択しました。後は神と都の判断に委ねるだけです。

 億劫に思う人がいるかもしれませんが、自立支援にしても、障害者手帳にしても正当な理由で法整備されたとても良い制度です。確かにそれぞれに診断書と言うコストは罹るのですが、長い目で見ると確実にPayするので、クリニックと相談して取得される事をオススメします。

 先日の大阪の放火殺人事件で心療内科・精神科、そしてその患者に対して殊更に危険視する報道がネットや動画で見られますが、以前にも書いた通り、私は鬱病を「恥」とも思いませんし、もし同様の事件があったとしたら殆どの精神科に通う患者さんは加害者ではなく被害者の側になるのです。その世間一般の人には、その事を踏まえて頂きたいし、もし「障害者手帳をとったら差別されるんじゃないか」と思う方が入れば、それは完全な誹謗中傷ですから、法的手段を含めた対応を取ることをオススメしますし、障害者手帳を入手することは、先程も書いた通り合理的に整備された法的制度ですから、堂々と手帳を持ち、外出などでのコストを少しでも引き下げて、内にこもらず、外の空気を吸い、雨に打たれ、日にさらされる事で季節の移ろいを感じることが必ずや病気との良い共生関係を築く基礎になると思っています。

 さて、障害者手帳に話を戻すと申請は控えを貰って完了です。後は通知書に従って、もしOKが出れば、それを持って区役所に行くだけですから、管理書類が大幅に増えることにはならなさそうです。

 なお、ここで書いたことは東京都、そして世田谷区での内容です。お住まいの都府県や市区町村によって変わるところもあるかと思います。また診断書のコストもクリニック毎に違うと思いますので、完全なテンプレにはならないことをお許しください。