fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

2頭目のイマジナリーペット

 先日、またも廣尾稲荷神社へお参り&瞑想のため、参拝してまいりました。社務所にお断りして約30分。お稲荷様との会話を楽しんでいると、ふともう一頭の龍を頂けたような感覚が…。色は黒。今までのイマジナリーペットの龍は白銀になっていたので(勝手な妄想)、白・黒のペアとなります。

 それで、こんな絵を描いてみました。

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いつもながらの雰囲気ですなぁ(自嘲)。ただ、この2頭を思い描いていて、余計に「鬱」との共存を考えるようになりました。龍がお祀りされていることで有名な田無神社では黒龍のご利益を「身体健全・夫婦円満・交際運」と説明されています。鬱の状況、そしてそれを支えてくれている妻、更には周囲の方々のご協力への感謝を忘れるな!と言う意味でお稲荷様がお遣わしになったのかと考えるようにしています。また白龍は「金運・良縁成就のご利益があります。鉱脈を掘り出す様に豊かな収穫へと導いてくださいます。」とされていて、収入などの不安に対して手伝ってくれるんでしょう。

 と。そういう風に考えを巡らせたのがお稲荷様との会話という訳です。私などより重い鬱病の方には申し訳ない気がして仕方ないのですが、私にとっては鬱病自体が、自分の人生を見直す良い機会になっているように思えます。自分の趣味、知識欲を満たす時間は罹患前に比べれば遥かに増え、自分の中で整理すべきこと(忘却させること)と、反省や目標を持つことが以前よりも鮮明になっているのですね。妻からは「毎日、外出するのは家にいたくないから?」と聞かれることもありますが、そんな事は全く無くて、以前に比べて散歩する人や犬の表情を観察していたり、雲の移ろいを眺めてみたりもしながら、内に向きやすい心を都内とは言え、自然や環境と馴染ませる事に時間が避けていることは、今まで生きてきてなかったんじゃないでしょうか。

 兎に角、生きること、生き残ることに必死になっていた中で、夢を持つことも忘れていた今までよりも、物事の一つ一つに感謝できるようになってきたような…そんな気がしています。薬の力を借りなければマトモな事ができない状況ではあるものの、そんな助けを受けて今まで以上の何かを掴み取れれば、それは良きことに転じるのではないか?とも思いながら、お稲荷様を後にしました。