もし身近に…鬱かも知れません
もし、親しくしている同僚や部下、家族がいつもと違うかも。と思ったら、何か有ったのかも知れませんね。鬱を始めとした精神系の病気の場合、本人以上に周りが気付くケースがあるのかも知れません。
私自身が感じた自覚症状を挙げていきますね。
・口数や言葉数が減る
話すことは意外に気力が必要です。その気力が出せないサインかも知れません。
・バッグや服のポケットが整理されず、ゴミが混ざり込んむようになった
物の整理をする事が面倒になっているのかも知れません
・歩き遅くなったり、ふらついている
全身を倦怠感が包み込み短時間の歩きでも体力を奪われているのかも知れません
・他人に関心を示さなくなった
自分自身の事で精一杯になり、ご家族や同僚にまで気が回らなくなっているのかも知れません
・言ったこと、伝えたことが忘れられている
腹落ちして実行するだけの理解力や聞き取り能力が落ち込んでいるかも知れません。また私がよく書く「頭を抱えた」状態でもがいているのかもしれません
・ケアレスミスが目立つようになった
見直しや留意すべきところ、普通は「常識だろ」で済むようなところにまで気を回す力が出せなくなっているのかもしれません。また時間制約の強い仕事では、時計ばかりに気を取られ起こり得ないミスを起こす事もあったかもしれません
またコロナ禍でテレワーク、リモートワークが増えた事で、業務管理としての「縛り」が鬱を産む要因になっているように思います。オフィスにいたり、普通に外出すれば気にならない「タイムラグ」がリモートワークでは(つまらない管理者ほど)叱責、注意の対象にされます。あるいは、そうならないよう自縛して家の中にいながらオフィス以上の緊張を強いられているかもしれません。
企業としては効率化、セキュリティの観点から様々な報告や連絡を社員に課す必要があるかも知れませんが、自縛状態の社員はその一環としてメールや社内SNSへの連絡通知を常時気にしなければならなくなっているかも知れないのです。しかも、かつては電話とEメールだけが連絡手段だったのに、訳も分からず、slack、チャットワーク、teams、zoomが使い分けられたりしていたら最悪です。私自身がそうでしたが、イントラにスケジュールや広報を把握するためにアクセスしようとすればVPN接続がで、そのためのアプリを起動しなくてはなりません。ところが、このアプリが起動しているとteamsやslackの接続が設定上できなくなり、一時間毎にいちいちVPNの起動・終了を繰り返さなければなりませんでした。同じ会社にいても、その時点で他の事業部門のアシストをしていたために、このコミュニケーションツールの言わば「クレバス」に気を付けておかないと、時に自分の所属からの連絡を見落としたことになり、逆にアシスト先からの連絡が滞る事になるのです。このこのクレパスが私の鬱の引き鉄になった可能性は否定できないと思います。
このように、自覚症状だけではなく外から見ても理解し得る状況はあるのではないかと思うのです。もし、部下や同僚を大切にする人なら、あるいはそう言うポリシーのある会社の社員なら、ミスや失念を注意や庇うだけではなく、ネットのストレスチェックでも構わないので勧めてみては如何でしょうか。
長々といつもながらの取り留めのない内容ですが、お読み頂き感謝しています。