fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

鬱を楽しむ

 鬱自体を楽しむことは難しいのですが、長期の休暇に入って、幾つか昔からやって見たかったことができるようになりました。

 その一つが平日、朝の散歩です。かつて京王線で通勤していた頃、聖蹟桜ヶ丘と中河原の間、多摩川の土手をのんびり散歩している人たち、特に老人や子供ではなく自分と同年代の人たちが羨ましくて仕方ありませんでした。こっちは満員電車で身動きがとれないのに、彼らは朝の多摩川のせせらぎを聴きながらの散歩。天国と地獄の違いです。それが、今はのんびり…というより、ゆっくりとしか歩けないだけですが、通勤に急ぐ人たちを見ながら散歩をしている訳です。もしかしたら、羨ましがられているかもしれませんね。

 次が平日昼間のファミレスです。基本、テレワークで使う事もあり、ファミレスに昼間いた事はありますが、ひっきりなしのメール、そして尻に火が点けられた状況での資料作成などなど、ドリンクバーが近くて遠い存在。しかも電話が来れば外に出て話すという面倒くささから解放されているのです。高校生の集団みたいにゲームをしたり、YouTubeを見ていても怒られません。まぁ、先日も書いたように頭を抱えて身動きも取れなくなる時間も多いのですが、普通のサラリーマンには許されない事ですよね。

 そうしてもう一つが、神社やお寺参拝です。相変わらずの御朱印ブームやコロナ禍での不景気の影響でしょうか、土日は案外、混んでいて社務所や寺務所での会話は中々できないのです。しかし、平日だと神主さんやお坊さんが境内を掃除したりしているところでご挨拶をし、少し会話をしたりもできます。現状の病気の事を話すと明るい声で励まして頂けたりもします。

 普段のサラリーマン生活では考えられなかった私なりのリッチな時間が過ごせているような気がしているのです。