fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

保険とカウンセリング

 通院している中で、医師とは別の視点でのアドバイスなどが欲しいと思いカウンセリングの申込みをしたのは、もう二ヶ月近く前でしょうか。

 最初は何を相談して良いか判らず、とりとめのない話で時間が過ぎて行ったような気もしますが、その間で、過去からの振り返り、ストレス過多の履歴のようなものを共有できた気がします。それが医師にフィードバックされ、前回の記事のようにちょっとした減薬が可能な程度に安定してきたのかなぁ。とも思えます。

 ただ、カウンセリングは安くはありません。30分で4,000円ぐらいかな。なので毎週や隔週でも負担が大きいので、今後は月イチペースにしたいな。と思っています。

 「あれ?自立支援で1割負担、上限ありじゃない?」と言われそうですが、色々調べると医師がカウンセリングを行う場合には保険適用になりますし、そうなれば、言われる通り自立支援の対象になるのかと思います。が、私の通っているクリニックでは、カウンセラーが別にいるのです。そうなると保険適用外。自費となります。100%。

 前もって書きますが、他国は知りませんが、少なくとも日本で今、精神科に長期通院を必要とする人へのケアは、かなり高レベルなのではないかと思っています。企業のレベルは兎も角、国や自治体の制度や実際に対応してくれる役所関係者には感謝しかありません。しかし、それでも患者の立場で言えば穴はあります。その一つでしょうか、この「カウンセリング」というものは。

 初心者なのかも知れませんが、

1. 医師による診察、治療薬処方

2. カウンセリングによる、患者の心情や性質などへのアドバイス

3. ソーシャルワーカーによる、患者が受けられる社会保障サービスなどのアドバイス

この3つが揃って、社会復帰に向けて動けると思いますし、クリニック選びの段階でも1.2 があるところはチェックの対象にしていました。

 こうした中で、保険は1だけを対象にしているので、2.3は患者自身の自己負担で税制などでの控除対象にもなりません。逆説的に言えば患者の経済面だけを考えればカウンセリングをしてくれる医師を見つけることが至上命題になりかねませんよね(評判などなどを除外して)。

 私が住んでいる世田谷区、都内は心療内科、精神科が沢山あるのですが、選択の幅を狭めてしまうのは、あまり患者にも医師にも良くないのでは無いか。とも思うんです。

 社会福祉予算を闇雲に増やしてほしいとは思わないのですが、カウンセリングなど精神科特有の長期治療や社会復帰に向けた活動に一定の補助があれば、助かるんですけどねぇ…。