fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

夢。について

 今回のお題の「夢」は夜見る夢ではなく将来の夢についてです。読んでいただいる皆様に夢はありますか?

 数年前、外国人と仕事をどっぷりとしていた時期があります。彼は某大企業のエリート。でも気さくに私より若年とは言え、地位のギャップを盾にした様子もなく対等かつ柔軟に仕事ができ、プライベートの話も良くしていました。

 そんな彼が突然、だったと記憶していますが「お前の夢は何?」と聞いてきたのです。咄嗟の質問にうまく答えを見つけられず、「逆に君の夢は?」と聞くと、その大企業のカントリーマネージャーか本社のEVP(上級役員)になることと答えてきました。単にポジションが欲しいのではなく、彼がベストと考える方法論やビジネスを展開するのに必要な力と権利が欲しいからだと言うのが彼の夢の中身でした。そう答えられると、こちらも答えない訳に行きません。素直に「無い」としか言えませんでした。

 当時は鬱を発症する以前よりも多忙を極め、恐らくその時点で何らかの精神バランスは崩壊していたのだと思います。正直、将来の夢を考えるよりも目標をクリアすることで精一杯でしたし、夢よりも生きていく事に懸命になっている時期でした。

 それから一ヶ月ぐらいしてからでしょうか、彼の部下が日本に来た時に「お前、夢ってある?」と質問してみました。まだまだ若い彼は「ガールフレンドと結婚して家庭を持つことだね。高級車とかは要らないから、安心して暮らせる環境にいたい」と中々現実的な回答です。当然、彼も私に聞いてきます。その時に答えたのが「今やっている仕事で専門家と言われたい。日本を守ることに繋がるから」という内容でした。当時、真剣に自分と向き合った結果の夢がそれでした。しかし紆余曲折もあり、その夢が叶うことはありませんでした。

 では、今はどうかと言われると、夢はあります。自分が構築しているサイトが収益をあげられるようになり生活ができるようになること。それを通じて各地の神社や仏閣の方とお話をする機会を作り上げることです。正直、今は無謀な事なのですが、逆に最近では檀家さんが減り一時は「坊主丸儲け」と言われた時代が終わろうとしています。神社は更に厳しく、氏子会だけでは運営もできないところ、保守もできないところが増えているそうです。少なくとも、神社にお参りに行って神職の方が高級車に乗っている様子は殆どと言って良いくらい見かけません。古くからある神社が厳しい経営環境にあると言うことは、決して良いことだとは思えないのですね。だから、そんな環境を少しでも変える手伝いができれば良いな。と言うのが私の夢の中身です。

 この夢が叶うかどうかは分かりません。でも夢がある限りは病気に負けず、共存できそうな気がします。

 昨日・今日と久しぶりに頓服を飲まなくてはならないローな気分なだけに、夢はこころの中で大切に育てて行きたいと考えています。