「良かったね」

　今まで「良かったね」と言われて素直に喜んだ記憶は、言ってくれた人には申し訳ないのですが殆ど無いんです。仕事で成果を出したときでも、その後に続く導入や保守などなどの体制を考えると嬉しいよりも不安や心配が募ってしまい「あ、はぁ〜。

どうも」と言う返事ぐらいしかできなかった気がします。

　でも、今日、とあるラジオでパラリンピックの金メダルリストのインタビューを聞いていて心から「良かったね」と思いました。

　そしてテレビもラジオも殆ど聞かない生活に入って、正直、リアタイで試合やレースを見る事は殆どありませんでした。それでも、ネットニュースなどで結果、特に良い結果を知ると「良かったね」と思っていた自分に気づきました。一部でオリンピック・パラリンピックの開催反対が声高に叫ばれ、参加予定の選手たちのSNSにも酷い書き込みがあったそうですが、そんな障害を乗り越えて開催ができたことで、オリンピック出場が叶った選手の皆さんにも「良かったね」と思いますし、そんな「良かったね」が、実はとても大切な言葉なんだと気づかせて貰えたことに「良かったね」と自分に言いたい感じです。

　これから、もし人から「良かったね」と言われたら素直に喜べそうです。