fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

通院四回目

 皆さんは「躁転」という言葉をご存知ですか?私自身は、以前、プライベートでお付き合いのあった精神科のお医者さんに教わったのですが、抗うつ剤によっては、突き抜けた躁状態に入ることがあるようなのですね(誤解をしていたらごめんなさい)。

 前回も書いたように、うつ病発症後、気持ちの中でできるだけ薬に頼りたくないと考えていました。この理由の一つが躁転です。ただ、お医者さんから処方を受ける際、「躁転を起こす可能性はありませんか?」と尋ねた上で処方されていますし、その時、お医者さんが逆に質問して来た「今までに万能感を感じながら、普通なら辛い仕事をこなしたことはありますか?」に明確に「No」と答えたので「大丈夫ですね」との返事も貰っていたのですけどね。

 今は両極性障害というのでしょうか?どくとるマンボウこと北杜夫さん自身、そしてご家族が書かれたものを読んだ事がありますが、躁うつ病患者の家族が大変なのは、鬱期よりも躁期だというのですね。一般に鬱は自死自傷などの危険が思い浮かびますが、躁期になると家族の引き止めも聞かずに全力で株取引をしていみたり、こなせない量の仕事を引き受けてみたりして、結果、家族が尻拭いをしないとならないと。

 これが万能感なのでしょうね。

 私自身、一時期、人の三倍の仕事をこなしたと自負した時期がありますが、これがマンボウ先生のような万能感でノリノリで仕事をしたのかと言えば全く逆。寧ろ、他の人のやっている仕事の「穴」、コミュニケーションの「穴」などの穴埋めをしながら、自分がやらなければならないことをやっていただけで、万能感よりも焦燥感と自分の力不足を痛感しながらの日々でしたね。

 と書いてきましたが、今は、寧ろ積極的に(面倒くさい気持ちはあるものの)、辛い時やその予兆があるときにはリーゼという薬を飲んで、できるだけ自分の心、やりきれない感覚と戦う時間を減らすようにしています。