fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

歯がゆい日々

 鬱になると大変なのは、本人よりも家族だと思います。概ね、一日中、不機嫌そうな、あるいは無表情な患者を抱えて、先行きの不安も抱えて、自身のやり場のない焦燥感も抱えながら生活するのですから、大変です。

 それに対して患者…と言うより私にできることは「ありがとう」と「ごめんなさい」と言うことしかできません。本当は、色々説明をしながらこういった言葉を言えば言葉に力が入るのでしょうが、どうにもこうにも長いセンテンスで会話できません。だから、ひたすら「ありがとう」と「ごめんなさい」を繰り返すことになります。

 そして、ごめんなさいの積み重ねがお互いのフラストレーションを高めることすらあるので、更にごめんなさいなのです。

 うちは家族が奥さんだけですから、奥さんに常々掛けている言葉は、この2つだけと言っても良いくらいの毎日です。それも、本当に申し訳ない事なのですが、どうにもこうにも、これ以外の言葉は中々思いつかず、自分に対する怒りが沸き起こったりもします。

 奥さんには申し訳ないのですが、こんな事、解ってもらえるかなぁ…。