fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

さて、病院へ

 ということで、とりあえず医者へ行くことにします。

医者選びの条件は

・家から近いこと=通院が苦になるリスクを減らしておきたい

・HPがあること=選ぶための手がかりは欲しい

・直近で診察が行えること=症状の自覚をしてから、時々刻々辛くなっているので

でした。嫁が見つけてくれたクリニックは来週まで空いていませんので、留保、これよりも早く受診できるところがなければという感じで電話コンタクトをスタートしました。とは言え、当日が水曜日。一般の内科なら木曜日休診が多いと思うのですが、どうも心療内科専門の場合、水曜休診が多く、ほとんどが除外。更に木曜休診を除くと2院しかありません。ということで、それぞれに電話。

 先に電話した1つ目は来週月曜日まで一杯、ということでもう一つに電話すると、こちらは翌日の木曜日にOKということで、それで確定です。

 

 当日までに、自覚症状や経緯を簡単にですがiPhoneのテキストでメモに纏めておき、必要なものを手にクリニックへ向かいます。Google Mapでは15分、見知った道にあるビルの中なので遅刻の心配は無いのですが、かなり余裕をもって向かいました。というのも、厚労省に電話をした前日から、足が鉛を付けたように重く、いつものスピードで歩くのが辛いのです。ゆっくりゆっくり一歩を進めるしかありません。多分、他の人から見たら、のんびり散歩を愉しんでいるようでしょうが、本人とすればかなり辛いところがあったりもします。

 クリニックには20分前に到着。近くの公園のベンチで少しボォ〜っと時間を潰します。頭の中で何となくのクリニックのイメージを思い浮かべたりしますが、どうも集中ができず、いろいろな差し込みが入ってきてしまいます。そしてその分、時間が進むのが遅くなっている気もしつつどうにか時間を潰し終えてクリニックへ。

 エレベータを降りると、想像とは全く違う現実のクリニックがありました。こじんまりとした雰囲気を想像していた受付と待合室は、カウンターには数人の事務員さんが対応していて、開放的な待合室には数人の患者さんが待っています。想像とは真逆です…。

 受付で貰った問診票を書き終えて受付に戻すと、赤いプラスチックの札を渡されました。「こちらではお名前で呼ばず、札に書かれた番号でお呼びします」ということで、他の患者さんたち間でのプライバシーへの配慮だということが判ります。

 そして約30分待ち。男性に呼ばれて診察室へ入ると、どうやら先生ではなく、事前にヒアリングをするカウンセラーのような方だそうです。そして約20分、いろいろな事を聞かれ、また待合室です。

 ここで更に約10分待って、いよいよ先生の診察です。印象としては事務的な感じがしましたが、投薬や治療の方針などで説明というより話し合い。約1ヶ月の休暇とする診断書までを決めて行きました。

 前から「躁転」というワードを従来気にしていたので、投薬による影響があるかを聞いたのですが、もともと双極性の障害があったり、異様なハイテンションや万能感を味わったことがなければ、余り心配はする必要がないとの説明があったので、結構、安心しました。異様に忙しい時には夜も昼も、週末も連休も関係なく働いた事がありましたが、それは万能感ではなく義務感。挫けそうな時に「なんとかなる。頑張ろう」と自分に言い聞かせてなんとか乗り越えてきたのですから…。万能感があれば、もっと楽だったかもしれません。

 処方された薬は合計3種。一つは寝付きの悪い時に飲む睡眠誘導剤、気分が落ち込んで苦しい時に飲む薬、そして毎朝飲む症状の改善薬です。(今度、正確な薬の名前を書いておきましょうかね)

 あとはホルモンバランスを見るためということで検査のための採血をして、処方箋、診断書を受け取って会計で、クリニックは完了。処方薬局で指定の薬を受け取って、予約時間から約2.5時間で完了しました。

 待ち合わせの間には多くの患者さんが出入りしていましたが、なんだか「俺より元気な雰囲気だけどなぁ」と、なんだか受験会場で他の人に対して思う劣等感のようなものを感じながらボォーっとしてしまいましたねぇ。

 

 ここまでの教訓として。

・必ず予約を取りましょう

・概ねの料金体系は聞いておいたほうが良いです(予約金など、保険外の費用を取るところがあります)

・気持ちの下がり具合によって予約が遠くなっていると辛くなるかもしれません

・初診では最低でも30分のヒアリングが行われるようですし、自分の前の患者さんによって予約より後ろ倒しになるのが通例の様子。時間はできる限り前後に余裕を持ちましよう。

お薬手帳があれば持参しておきましょう。持っていなくても常用している薬があれば、伝えられるように。

・症状などはできるだけ事前にまとめておくと伝え漏れがなくて良いようです。

 

では、次回は、薬の効き目などを含めて書いてまいりましょうかね。