fukkatsuのブログ

鬱病治療中の日記です

障害者手帳。来ました。使いました。

 やっと障害者手帳の受け取りの日がやって来ました。長かったぁ。以前、「申請から2ヶ月」と書いた記憶がありますが、あれは誤りで「申請から3ヶ月」が必要でした💦。

 これでも「紙」式の手帳なので「カードタイプ」よりも2週間早く貰えたわけで、その分、活用も早くできることになります。

 では、これを使うと何ができるようになるのか。簡単に書いてみましょう。但し、東京都発行の三級障害の手帳なので他の道府県では少々異なるかもしれません。

  1. 東京都の交通機関の無償化
  2. 公共交通機関(バス)の割引
  3. モバイル通信の基本料金割引
  4. 所得税の減免
  5. ETC...

3から先は、まだまだ調査も行動も伴っていないのですが、まずは、受け取りから1と2について書いてみます。

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減薬した状況(7日目)

 先週土曜日から減薬し、今日で7日目。状況を箇条書きにしてみましょう。

・食欲:飢餓感はかなり軽減されてきていると思います

・動悸:細かな動悸が起きる頻度は減薬前よりも多くなった気がしますが、数日前から高止まりしているように思えます

・集中力:一日の中で集中できる時間は減薬前よりも少なくなり、数日前から鍋底のような感じです

・体力など:以前は鉛の鎧を着て歩いているような感じでしたが、減薬前は、余り意識せずに歩けるように成りました。今は、アルミぐらいの鎧を着ているような重さを感じることが増えています

 まずは食欲を抑えることが今回の減薬の目的だったので、それについてはクリアできているようです。一方で薬効が減っているのでメンタルの不調はトレードオフで高まっていると言えます。ただ、頓服は飲まず、呼吸を整えたり、夜の就寝時間を若干速めたり、そして朝、1-2時間の二度寝をすることでストレスの抑制効果がないかと考えている今です。

 こうして、後一週間。次のクリニックまで頓服なしで乗り切りたいなぁ

減薬した状況(4日目)

 減薬の効果(プラス側)として、若干、食欲が抑制されてきたようです。午前中から午後、時には夜にも何かを欲していた口が、それほど騒がしくなくなっています。

 一方で、減薬によるマイナス効果も未だ少し出ています。動悸や、動悸に連れておきるソワソワした不安感。何か動揺や身体の動きがあった訳でもないので、これは普段の投薬によって抑え込まれていた症状が顔を覗かせているんでしょうね。その度に、あるいは気づいた時に、今日は多分、既に3度ばかり瞑想と深呼吸で乗り切っています。「頓服飲めば一発でしょ」と言われそうですが、できるだけ頓服は飲まず、頓服の薬効が切れた時に生まれる空虚さや辛さを味わわないようにしていたいと思っています。

 このマイナスの状態がプラスに作用すると仕事がサクサク終わって良いのですけどね。そうは散漫な集中力が許してくれません。この小さな動悸とは上手く付き合うしかないみたいです。

食欲と減薬

 以前にも書きましたが、治療の為に処方される向精神薬には食欲を刺激する効果があります。急進期に全く食欲が無かった頃には、とても良い作用だったのですが、比較的安定してくると、食欲を抑えることが戦いの一つになってしまいます。

 どうしても、これは辛いもので、かなり前にも一度、減薬をして貰っていたのですが、今回(木曜日)に更に減薬をお願いしました。「次回どうする〜?」とDrに聞かれ、一瞬、意味が解せずにいると「二週間後にするか、来週にするか?」と重ねて尋ねられました。その日、受付の前で座っていると、来週の予約で「来週だと、少し遅い時間になりますね」と言う会話があったので、自分としては迷いなく「来週はお急がしそうだから、いつもの通り再来週で」とお願いしました。最近では滅多に「来週も来る?」なんて聞かれなかったので、Drとしては少し減薬の影響が心配だったのかもと思ったのはクリニックを出た後でした。まぁ、2週間、頑張りましょう。ということで薬局で薬を受け取ります。

 薬は一日分の取り置きがあるので、実際に減薬が始まったのは土曜日からです。朝は特に問題なし。薬も容量が変わっただけで数量は変わらないので、特に混乱することなく服用。朝、少しゆっくりしてから徒歩圏にあるファミレスへ。そこなら電源の心配もいらないので土日には便利な作業場兼遊び場です。

 午前中は糖尿の血液検査にかかりつけ医へ。「今日は何を?」と先日のワクチン接種の時に初めて見た看護師さんから聞かれます。で、いつもそうしているように「いつもの検査です」と答えました。すると怪訝な顔をして「なんの検査ですか?」とまた聞かれます。あんまり「とーにょーです!」とは言いたくないのですが、仕方ありません「と、糖尿の検査です」と答えると、ようやく保険証と診察券を受け取ってくれて体温測定、そして消毒。やっと待合室に入れます。いつもの看護師さんや事務の人たちなら通じると言うより、「いつもの検査ですね?」と言ってくれるのが、どれだけありがたいかが良く判ります。もし、また同じような事になったら、行く曜日を考えたほうが良いかも😁。そして食事。特に変わらず過ごしていたつもりでした。が、ブログを書こうか、それともサイトを更新しようか…。と思っていると頭に力が入りません。安定期に入り始めた頃に感じたソワソワ感が上がってきます。人の声が気になるのでイヤホンをしますが、やはり集中はできません。気持ちが収まるのを待とうとタバコを吸いに外に出たり、動画を見たりして過ごしますが、どうにもソワソワ・ジワジワして気が収まりません。減薬に対する意識の問題かも知れませんが、気が静まらないのは確かなので、2時にはファミレスを切り上げ、少し散歩して帰宅。着替えると直ぐに誘導瞑想の動画を聞きながら、寝落ちを待ちます。奥さんが帰宅する頃には気持ちも静まり、頓服は服用せずに乗り切れました。

 翌朝、またファミレスへ行こうかな。とも思ったのですが、また同じことになると、多分、自信喪失しかねません。まぁ頓服を飲めば良いと言えばそれまでなのですが、できるだけ頓服なしで生活したいと思っている身としては…、避けたい事態です。そこで、寺社行脚を気取って浅草周辺を歩くことに。待乳山聖天の浴油祈祷のお守りを頂いてから、一年経った事もあり、ちょうど良いタイミング。と言い聞かせて、稲荷町下谷神社を皮切りに、浅草、今戸と歩きます。歩きなれた行程ですが、近隣に2つお詣りしていなかった神社もあったので、ちょっと寄り道する形で、合計、5社・3寺にお詣り。途中、動悸を感じる場面もありましたし、いつもよりタバコ休憩を要する…つまり、気を静める時間が必要でしたが、これも何とか頓服無しで完歩。初夏を思わせる暑さの中での1万歩強。余り身体に負担を掛けると後が面倒になるので、最後に今戸神社にお参りして、少し離れたコミュニティバスの乗り場から浅草駅までの徒歩を避けて小さなバス旅。帰り道に三軒茶屋に寄って、少しタバコの吸えるカフェで休憩をして帰宅。これで2日が乗り切れました。

 そして今日。このブログ、そして神社参拝のブログと書きたいことがあって、頭の中で、概ねの書面が作れていたので、今も、それを指に伝える作業をしています。こう言う作業の状況になれれば頓服は不要。少なくとも、今までの二日間で気分が優れなくなった時間を乗り越えているので、今日も頓服不要で行けそうです。

 2週間。ちょっとしたチャレンジの始まりです。これを乗り越えて何かが激変するとは思いません。が、チャレンジは嫌いじゃありませんし、もしかしたら、少し自信に繋がるかもと思うとちょっとワクワクします。😁 

抑うつ状態。について誤解していませんか?

 先日、職務質問を受けました。嫌疑は薬物の使用だったようです。ポケットの中を全て出し…と言っても、タバコのパッケージとPloom withとPloom+のみ。恐らくは、目が飛んでいたんでしょうね。普段、気づくと遠くを眺めるようになっていて、多分、これが一番、視神経や筋肉に優しいんでしょう。傍から見ると目が飛んでいるように見えたのかも知れません。それもあって、お巡りさんには「鬱なんで、目がヤヴァい人と同じように見えていたらごめんなさい。でも、薬は処方薬しか飲んでないから」と言って、無事解放(😁)。ただ、この時には、少し前から遠巻きに二人のお巡りさんがこちらを見ながら、なにかコソコソとしてるんで、私に何らかのアクションがありそうだな。と予感をしていたので、特に萎縮もせずに会話ができたのです。が、これが、唐突な質問だったら、どうなっていたやら…。

 そこで、事後に交番に行って、そのお巡りさんと少し会話とお願いをしました。お願いは、鬱など精神科の病気を自ら言えない人もいるから、一声かける時に「精神疾患はおあり?」と言われるだけで、そう言う人でも少しリラックスできるであろうこと。そして、会話としては彼自身の鬱に対する認識でした。

 「うつ病って薬を飲めば大丈夫なんですよね?」と聞かれたのです。これは正解でもあり、不正解でもあります。先程書いたように、視線の動きなど、細かい動作が苦手になっています。そうですね…ドライブしていたら高速を走っている感覚というのに似ているかも知れません。遠くに焦点を合わせ、できるだけ早く危険察知ができるような目線です。意識をしなければ、ほとんどこんな感じです。まぁ、意識をしていれば、今、こうして書いているようにモニターに焦点も合わせることもできるのですが。

 恐らく健常だった頃は、意識の働くところに常に焦点を変化させていたものが、その対応速度を緩めて、デフォルトが最遠距離になっている感じですし、その時間が外にいるととても長くなっているのでしょうね。

 ですから「薬を飲めば大丈夫」というのが、健常な状態と同じになれるかと言えばNoですし、逆に概ね一般的な生活を送ることも可能です。なので、Yesでもあり、Noでもあるわけです。

 そんな事を考えながら、以前にも書いたこととも重複しますが、少し誤解されがちなこと、自分自身が体験している鬱の状態について、QA的に書いてみようかと思います。

Q1. 鬱は気分の落ち込みがあるだけ

A1. 実際には身体症状もかなり多くあります。例えば食欲不振、あるいは薬の作用による過食も起こります。便秘がちになったり、その逆にもなります。便秘の時の膨満感は健常な頃を1とすれば10は遥かに越える不快感です。また薬の作用によっては、頻尿などが起きやすくもなります。そして、動悸です。ちょっとした変化や動揺で動悸が起こり収まりません。これは対症療法の向精神薬を飲めば収まるのですが…。

Q2. 鬱は誰でもなるもの?

A2.概ね、全ての人がなり得ると思います。よく「几帳面な人ほど」とか言われますが、私などはズボラの典型。それでも仕事となると緊張度と労働強度が高い状態が長引いたこと、繰り返されたことで発症したと思っています。この緊張、労働強度などの環境や習慣によって引き起こされるのであれば、どんな仕事や環境でも当てはまると思いますから、多くの人が鬱になる可能性を秘めていると思います。

Q3. 鬱は治る

A3. 鬱の状況は改善します。また寛解と言って、しばらくの間、症状が発生しないことで健常な状況に戻ったと認識されるレベルに到達できるのです。しかし、残念ながら、トラウマ的なものが心のどこかに残っているため、過度のストレスや緊張が続けば再発する可能性があり、完全に治ったとは認識されませんし、保険などでも既往症として精神疾患があるかどうかはリスク要因になるため、調査・質問の対象となっています。

Q4. 鬱なら笑わない

A4. 鬱でも笑うことはあります。ただ、私の場合に限ってみると、目の焦点と同じく、表情も乏しくなっていてニッコリしようとすると引きつってみたり、と健常だった頃には当たり前に「鍛えられていた」筋力が落ちてしまっていたりします。

Q5. 鬱なら酒は飲めない

A5. 過度の飲酒はお勧めしませんし、原則、鬱で処方される薬の多くはアルコールとの併用を禁忌あるいは、注意されるものが多いようです。ただ全くの禁酒生活かと言えば、私の場合はそんな事はありません。コロナ禍の影響で外のみはしていませんが、自宅で毎晩だった軽い晩酌を1〜2週間に一度、ビールや酎ハイの350ml缶に変えたと言ったところでしょうか。この程度ですと、特に問題なく翌日も過ごすことができているので適量・適宜の飲酒なら問題ないと思います。

Q6. 運転はできない

A6. 処方される薬の要領として、運転を禁忌としていたようですが、プロのドライバーにとっては死活問題になるため、注意条項に変化させたようです(詳細は薬剤師やDr.と相談してください)。私の場合、運転はしていませんし、当初は薬の副作用で常時、眠気が襲ってきていたので、その点でも危険性はあったと思います。しかし、現状は、特に昼寝などしなくとも、夜、睡眠薬を飲んで寝れば、通常の通り…以上に昼も寝る必要なく過ごせています。

Q7. 向精神薬は怖い

A7. 私自身、以前、SNSで知り合った精神科のDrから向精神薬による「躁転」の怖さを効いていたので、向精神薬の服用には抵抗がありました。しかし、実際には両極世生涯のように躁期や万能感を味わったことがある人でなければ問題ないと言われ、今も服用しています。ここまでの経過として躁転になったことも、不自然にハイになったこともありません。また、動悸が激しくなったり、あるいは気分の落ち込みが激しい時に飲む向精神薬(頓服)を飲んでも、同様、特に問題行動を起こしたことはありません。ただ、頓服は鬱の状態から急速に引き上げる作用があるため、薬効が切れると元通りの鬱の状態に戻る、いわばノコギリの歯のようなジグザグに気持ちを動かす事があるので、服用をせずに過ごすほうが長い目で見ると寛解に近づきやすいようです。

Q8. 普段、気をつけていることは?

A8. 色々、気をつけてはいますが、根がズボラなので長続きしないことも多いです。ただ、深呼吸や瞑想など、副交感神経に作用してリラックスできるように普段から気を使っています。また、精神科に通うようになると何かと書類が発生してきます。書類の管理は100円ショップで売っているような紙フォルダーを使って無くさないようにしていますし、奥さんにもかなりの協力(というより負担の押し付け)をしてもらっています。

Q9. 家族や周囲が気をつけるべきことは?

A9. 正直、うちは奥さんがいてくれて物凄く助けられています。時に面倒くさくなったりもしますが、陰日向で頑張ってくれる姿をみるだけで救われます。逆に、自分の無力感に苛まれる事もありますが、奥さんの為にも頑張らないととは思えるはたしかです。
 そして、お身内に鬱の方がいらっしゃれば、できるだけゆっくりと会話してください。相手が早口で返してきても、聞き取り能力は健常だった頃よりも落ちている思います。私自身、グイグイを話をしてくる人との会話は厳しいものがあります。わざとらしいくらいゆっくりと話して貰えるくらいでも、全然嫌味だとは思いませんし、役所などでも自立支援などの担当窓口の人たちは、かなり、その点に気を使って話しているように思います。

Q10. 鬱になったら人生詰んでる?

A10. 私は全然、そんな事は思っていません。夢もありますし、やりたいこともあります。そして、そのために微々たる・遅々とした努力ですが、積み重ねているつもりです。諦めさえしなければ、若くても老いていても、鬱に潰されずに生きていける法制度があります。もし困窮していれば、役所やDrと相談すると道が開けてくると思います。

Q11. 宗教の勧誘はある?

A11. 特に私にはありませんし、もしあってもお断りします。私自身、趣味として神社やお寺巡りで日常的に宗教に触れています。そして、そのプラシーボ効果もあって、頓服に頼る率が大きく下がったように思います。が、例えば「憑き物を落としてあげよう」とか「カルマが」と言われても、根のところで疑っている私にはプラシーボ効果はないように思います。

Q12. 鬱と診断されたら、復帰に時間がかかる?

A12. 症状やその人のキャラクター、そして環境によって、かなりの差があるのではないでしょうか。私の場合、概ね10ヶ月を経過しましたが、未だ職場を考えると動悸が起きたり身震いがするので職場復帰はできずにいます。また、もし職場復帰を万全に行いたい場合には、各種のリワーク施設や企業があるので、Drなどとも相談して、利用してみると良いのではないでしょうか。また勤め先によっては、これらの施設の利用について経費と認められたりもするようですから、人事部などにも伺うと良いと思います。

Q13. 弱い人が鬱になるんだよね

A13. かも知れませんね。ただ、心の弱点は、どんな人にもあると思っています。それを突然、突かれたり、繰り返し責め立てられれば、自分は鬱になんてならないと思っている人でも、ある日、鬱と診断される可能性は否定できないと思います。だから、人並み外れて弱い人が罹るとは認識していません。

Q14. どうして鬱だと気がついた?

A14. コロナ禍の中でリモートワークの打ち合わせ中、何度か、馬耳東風、相手の声が右から左に流れていくような感覚がありました。言っていることは認識しているのです。例えば「画面の切り替えをしてくれ」と言われれば「はい」と返事はするのです。が、行動には移らない。再度「画面を切り替えてくれ」と言われて、ようやく自分がやらなければならないんだなと認識できるような事が起こりました。これが一つです。また、こちらから発言しようと考えても、それが言葉に置き換わらない。これが重なると、まるでガラスの水槽の中に閉じ込められたように、相手の事は見えていても意思疎通が困難になってきます。また書類の作成をしていても、途中で気が散って、なかなか作業の進捗に結びつかなくなってきます。そこで勤め先のイントラに書いてあった厚労省の相談窓口に電話をして、通院。そこで「仕事はしばらく忘れて休んだ方が良いわ」と言う状況になりました。

Q15. 気づいた初期症状は?

A15. まず睡眠が非常に浅く、夜中に目覚めると、そこから寝付くまで1時間以上平気で掛かるようになっていました。また数年前から過度のストレスと労働強度(IT屋なので肉体よりも拘束時間や作業時間)が高くなると、ひどい便秘になったりもしていました。これらが重なり、自分でも驚くほど苛ついたりもしていましたね。もし普段はおとなしい人が急にイライラした状態になったと気づいたら、休息を取るように誘導してあげて欲しいものですね。

 

とまぁ、つれづれ、思い出しつつ書き連ねてみました。

無意識と集中力…欠如

 仕事をバリバリとやっていた時、一種、自分でも判る「話しかけんなよオーラー」をまとって極集中している、良く言うゾーンに入った状況という感覚がありました。これ、終わった後で物凄く疲れる訳ですが、それなりに成果を挙げられたのですから、一種の特技だったのかも知れませんね。

 でも、その一方でうっかりミスも多くて、失せ物など日常茶飯。それはそれで個性として考えていました。

 では今は?と言えば、集中するまでに、物凄いパワーが必要です。集中していたとしても、何かあれば、それが内的な要因…例えばフトした思いつきで集中が壊れて、思いつきに意識が向いてしまうことが少なからず起こります。つまり、以前ならマルチワーク、マルチタスクが可能だったのに、今は2つのことを同時にやることが、特に難易度、集中力が必要な事が難しいようです。

 そうなると個性だったうっかりミスが減ってくれれば良いのですが、そうはならずに寧ろ悪化しているような感じです。その挙げ句、先日、財布を落としてしまいました。幸い、落としてまもなく、届け出てくれた方がいたので無事に戻ってきましたが…。

 最近は、排尿の問題などもあって最大期よりも服薬量が減りましたが、この服薬がまた大変な集中力が必要です。奥さんが食事の時に必要な薬を用意しておいてくれるのですが、これがぱっと目に入らないと服薬を忘れたり、特に量の多い朝、そして就寝前は、一つ一つ数を数えながら服用するようにするのです。たった6種類、それぞれの時間で飲んでいるだけですが、それでも、時間を掛けながら薬を確認しながら藥袋から薬を取り出し、それぞれのパッケージに書かれている文字を眺めて重複、過不足が無いかを確認して飲んでいます。この間は例え奥さんでも話しかけることは一切禁止。全部がビオフェルミンサプリメントならまだしも、摂取容量一杯の薬もあるので、重複はご法度、逆に飲み忘れればその後の活動に影響するダウン状態に入るので不足もご法度なのです。

 多分、以前の私なら「たった、それくらいの数も数えられないの?」レベルなのです。しかし、今の私には集中力が必要ですし、それなしで飲めるほど気楽な薬ではないんですね。たかが薬、でも、私には大切な心の薬なんです。

夢の話

 今回は、夢。と言っても夜、寝ている時の夢の話です。

 発病以来、睡眠導入剤を使って寝ています。熟睡はできるのですが、朝起きてみると、大抵の夢はブロック化されたように、全体の流れが思い出せず不思議に思っていました。今まで、それなりにストーリーが思い出された夢は僅かに3つ。

一つは道路を歩いていて、橋の下に突き当たり、それを登ると富士山が見えた。

そして、秋篠宮殿下と何かの宴席に参加し、終了後、タクシーを待っている。

もう一つが昭和天皇随行するような形で学校を訪問すると自分がカジュアルな格好だと気づいて慌てて荷物を探した。

です。どれも吉夢とされるものなのが幸いなのですが(笑)。

 そして、二日前、普段の夢の謎が解けた気がします。と言うのも夢を見ていて、いきなり景色が変わったり、別のストーリーに入り込む。ということが繰り返されたのです。駅にいる→居酒屋を探し始める→バスに乗って山に向かう。という感じです。

 これが数十秒の動画のように記憶に残っているものだから、てっきり、幾つかの夢を断片的に覚えていたのかと思ったら、違ったようです。そして、こういう夢の記憶は発病以前には無かったことなので、恐らく睡眠導入剤やその他の薬の影響かな?と思います。ただ、吉夢ならそれなりにストーリーになっているし、他の夢は覚えている必要がないもの。と思っているので、余り問題は無さそうなのですが…、意外なところに副作用のようなものがあるんだなぁ。とか、脳に作用する薬なんだから、脳が見せる夢に影響があるのは必然だよなぁ。とか、まぁ勝手に解釈をしています。